お盆の里帰り

いよいよお盆最終日の8月15日となりました。

みなさん今年は、里帰りされましたか?

ニュースでは、コロナ禍があけて去年よりさらに多くの方が移動したと言う話を伝えておりました。

その中で最近では、帰る実家が無い!と言う話題もあり少しびっくり致しました。

確かに一昔前は、実家があり本家があり一族の墓がありなんて言うのは当たり前でしたが、

最近では、本家がない墓がないさらには実家がない・・・。

なんて言う話も決して珍しくはないですよね。

あと数十年もすれば、お盆の里帰りの風習もなくなってしまうのかもしれません・・・。

でも私はお盆はどこかの土地に帰ると言うよりは、

誰かに会いに帰る!

と言う日ではないとかと思っています。

親に会いに行く・ご先祖に会いに行く

忙しい日々では、なかなか出来ない事をするのがお盆ではないでしょうか。

生活様式は時代と共に変わっていきます。

逆に変わらないものなどない!と言うのが仏教の教えでもあります。

こう言う話をすると

「いやいや、風習なんてそんなに変わらないでしょ〜」

と言う人もいます。

確かに、七五三や成人式の着物など

まだ

変わっていない風習もありますが。

今では見なくなった風習もたくさんあります。

私がたとえ話でよくお話しするのが、

仲人【なこうど】

私が結婚した25年前には、まだ少し残っていた風習ですが

今の人には、言葉すら知らないかもしれません。

昔は仲人がいない結婚式なんて知らない!と言う人も多くいましたけど、

いつの間にか消えてしまった風習の一つです。

消えてしまう風習も確かに時代と共に増えますが、

お盆は土地や家ではなく誰かに会いに行く行事として

これからも残ってほしいとねがっております。

皆様が誰かに会う場所が徳純院でありたいといつも私は願っております。

実家の家はないけど。

先祖の墓はないけど。

父親・母親・子や孫と出会える場所でありたいと思うお盆最終日の精霊送りの今日でした。

みなさん来年は、お盆のお休みは日ごろ会えない人に会いに行きましょう!

 

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