どーも、信純です。
暑いですね…
ジリジリとした日差しはキライです。
うるさいですね…
セミの鳴き声は私には騒音です。
暑さを助長するのでイヤです。
さて今回は、徳純院でも初盆の
ご法事なども増えつつある中、
一日一日とお盆に近づいています。
そこで今回は私の好きなディズニー映画のひとつ
『リメンバー・ミー』
をご紹介したいと思います。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
少し概要をお伝えしたいと思います。
〜STORY〜
メキシコに住むミゲルは音楽が好きな男の子。
ご先祖さまに音楽家を目指し家族を捨てた人がいたらしい…
そのせいで、代々音楽禁止の家系。
それでも、音楽が好きなミゲルは隠れてギターを弾き、
ミュージシャンになる日を夢見ていた…。
「死者の日」が近づいたある日、
憧れのミュージシャンの霊廟(お墓)で
遺品のギターを弾いたら…
死者の世界に引き込まれてしまった!!?
というところから、お話が始まります。
〜お話がすすみ〜
ある場面では、出国検査場のような場所で
ひとりずつ写真を撮って検査官がそれぞれに、
「あなたの写真、祭壇に素敵に飾ってありますよ!」
「よい、里帰りを〜♪」
また、違う出国者には
「あなたの写真はどこにも見当たりません…」
「残念ですが、死者の国からは出られません」
という感じで、里帰りをする死者を選別しています。
この感じは日本のお盆そっくりだ!!
自宅の仏壇に位牌がお祀りされている感じ。
もしかしたら、写真もあるかもしれませんが。
こうやってご先祖さまも選別されていると思うと、
しっかりお祀りしてご供養しなきゃなって
僧侶ながら改めて思わせてもらった場面でした。
また違う場面では、
死者の国で、歳をとったおじいさんが、
「ワシは今年も里帰りできんかったわい…」
「仕方ないが…ゴホッゴフォッ…」と
どんどん弱っていく姿がありました。
そして・・・
死者の国からも影が薄くなり、
体がどんどん透明になっていき、
最後には死者の国からも消えてしまう…。
こんな場面もありました。
この場面では、子どもたちや孫、
そして遠い子孫たちからも忘れられてしまった時に
死者の国からも姿がなくなってしまうということでした。
この場面は胸が締めつけられる思いがしました。
人間や生き物全て、命あるもの一度は必ず死を迎えます。
でも、死者の国からも亡くなってしまうというのは、
二度も死ぬことになるのかと、苦しい思いで観ました。
「私がご先祖さまの供養しているから安心!!」
そんなことはありません。
いつかは私たちも死ぬ時が必ず訪れます。
子どもや孫たち、そして子孫たちに
○供養している姿を見せていくこと
○ご先祖さまの供養することの大事さ
こういったことを伝えていくことも
大事な供養のカタチであり、
僧侶としての使命でもあると感じました。
暑さもさらに厳しくなり、
8月お盆を迎えようとしていますが、
みなさんはご先祖さまをお迎えする
準備はできていますか?
里帰りする気満々で
指折り数えて心待ちにしている
ご先祖さまがいることを
想像したことがありますか?
お盆を迎える前に、
ご先祖供養とは何か?
お盆(死者の日)とは何か?
考えるキッカケになると思います。
詳しくは、それぞれ鑑賞してみてください!
感想もお待ちしてます☆
*追伸*
公開当時は映画館に、
小1と幼稚園生の甥っ子と鑑賞に行きましたが、
ふたりとも涙をボロボロと流しながら
観ていた心温まる感動作品です。
〈死者の日_祭壇の一例です〉
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