皆様、いかがお過ごしでしょうか。
いつもは福岡のお寺と東京を行き来する慌ただしい日々ですが、
今回は東京での所用の後、少し足を延ばして東北へ向かいました。
東京駅から
新幹線「はやぶさ」
に乗り込み、一路北へ。


現地に着いてまず圧倒されたのは、やはりその雪の深さでした。
一晩で車がすっぽりと埋まってしまうほどの豪雪。

普段、福岡の街並みを見慣れている私にとっては、ただただ畏怖の念を抱くような真っ白な世界です。

巨大ななまはげ像の前に立つと、47歳にもなってつい童心に帰ってガッツポーズをしてしまいました(笑)。
雪に包まれた静寂の神社にお参りし、凛とした冷たい空気の中で手を合わせると、日々の喧騒でささくれ立った心がすっと洗われるような気がします。


そして、この地といえば「なまはげ」ですね。

「泣く子はいねがー!」と恐ろしい形相で家々を回る彼らですが、仏教の教えにも通じるものがあります。彼らは単なる恐ろしい鬼ではなく、人々の怠け心を戒め、無病息災や豊作をもたらしてくれる尊い「来訪神」なのです。

古い日本家屋の、ストーブの赤い火の揺らめき。そして、お膳を前に正座するなまはげ達の姿を見ていると、ふといろいろな考えが頭を巡りました。

秋田にはナマハゲの伝統を伝えるために毎日ナマハゲの実演を見る事ができる場所があるんです!
ナマハゲを見ているとお不動様にも通じるものがありますね。怖い姿ですが、実は日々私たちのことを心配して下さる神様なのです。
怖いお姿の中に暖かさを感じる瞬間でした。
夜には、冷え切った身体に染み渡る、湯気を立てる熱々のおでん。
味がしっかりと染み込んだお豆腐や大根をいただきながら、心底「あぁ、ありがたいな」と息をつきました。

雪国の厳しい冬と、恐ろしいけれど実は優しい神様。
そして、心まで解かしてくれる熱々のおでん。
自分もそんな風に、誰かの心を少しでも温められる存在でありたいなと、杯を傾けながら大学の友人と語り合う夜でした。


さて、心も体もすっかり温まりました。
また福岡に戻って、ドタバタと騒がしくも笑いの絶えない、あの「完璧じゃないけれど温かい日常」に戻るとしましょうか。
合掌
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