どうも崇純です。
みなさんにもふとした瞬間、過去の思い出がフラッシュバックする事があると思います。
私は、香りを感じた時によく記憶が蘇ってきます。
昔、誰かがつけていた香水の香りを街で感じた時、数十年会ってない友人の顔や思い出が一気に鮮明に思い出される事がよくあります。
そう考えるとお寺は香りを感じる事がたくさんある場所かもしれません。
よくお寺は線香クサイなんて言われますが、私はこの線香の香りが大好きです。
しかし、なんでも良いかと言うとそうではなく自分の好みの線香があります。
最近では、アロマセラピーなどが流行っていますが私にとって大好きな香りの中でお参りすると本当にリラックスします。
私が大好きな香りは「沈香(じんこう)」と言う香りです。
もちろん本物の沈香はとても高価なので、市販されている沈香に似せた線香を使っています。
是非一度お店やインターネットで沈香のお線香を試してみてください。
かなりオススメです。
みなさんなぜ、お寺にお参りする時や葬儀の時、また通夜に線香をお供えするかご存知ですか?
それは、人が亡くなると「香食(こうじき)」になると言われており、今までの食事ではなく香りを食すと言われています。
なので亡くなって四十九日の間は故人様がお腹を空かせる事のない様に線香を絶やさないと言われています。
また、線香の煙はまっすぐ延びるので死者が仏様の元まで迷わない様にと枕元に線香を供えるのです。
お寺にお参りする時は、線香をたいて故人様に供物としての香を供えまた故人様の世界と私たちの世界を繋ぐ架け橋になると言われているのでお寺にお参りする時は線香を供えるのです。
私たち僧侶はお参りの前に「塗香(ずこう)」と言われる粉状になったお香を身に纏います。
これは、お香のかおりにより心身が清められ仏様の教えや力を正しく受け取る為です。
この塗香は、お菓子で使うカラメルによく似た香りなので子供たちが小さい時にはよく
「おとうさんからプリンの香りがする〜」
なんて言われていましたw
香りは私たちの生活に身近にありながら、その存在を重視することはあまりありません。
しかし香りは私たちや故人様にとってかけがえのない存在です。
みなさんもお寺やご自宅で故人様にお参りする時はとっておきのお香を供えてお参りしてください。
きっと素敵な時間が過ごせるとおもいます。
最後に私のオススメするお香のお店は、
です。
東京徳純院にお参りの帰りに一度立ち寄ってみてください。
では!
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