みなさんこんにちは慈観です。
今年も梅雨の時期を迎えました。
雨の日が続くと少し憂鬱な気分にもなりますが、紫陽花は今が見頃を迎えているようです。
また、晴れた日は夏の気配も感じられるようになり、季節が少しずつ移り変わっていることを実感します。
先日、福岡本院の住職が東京徳純院へお越しになった際、こんな出来事がありました。
新幹線で品川駅に到着し、山手線に乗り換えて最寄駅である田町駅で下車したつもりだった住職。
改札を出るなり、
「田町の駅前もずいぶん変わったねえ!」
と感心しながら辺りを見回していたそうです。
ところが、しばらく歩いているうちに、
「あれ?ここは田町?何処ね?」
「高輪ゲートウェイ?」
降り立った駅は田町駅ではなく高輪ゲートウェイ駅だったのです。

高輪ゲートウェイ駅
久しぶりの新幹線での上京、品川―田町間に新駅ができたことをあまりご存知なかったこともあり、ご自身でも大笑いされていました。
その話を聞いた私も思わず笑ってしまいましたが、それと同時に、この地域が知らない間に大きく変わっていることを改めて実感するきっかけとなりました。
私は田町に住んでまもなく13 年になります。
この地域の変化を間近で見てきましたが、改めて街を歩いてみると、その変貌ぶりに驚かされます。
2020年3月、品川駅と田町駅の間に高輪ゲートウェイ駅が開業したことを皮切りに、この地域の街づくりは大きく進みました。

高輪ゲートウェイシティ
かつての広大な鉄道用地が広がっていた場所には新しい街区が整備され、高層ビルや商業施設が次々と誕生しています。
また、その変化は高輪ゲートウェイ駅周辺だけにとどまりません。
浜松町駅周辺では大規模な再開発が進み、田町駅周辺でも新たなオフィスビルや住宅の整備が続いています。

浜松町駅周辺
浜松町―田町―高輪―品川―大井町、この広域品川圏全体が一つの大きな都市として生まれ変わろうとしているようです。
13年前にこの地へ移り住んだ頃の景色を思い返すと、隔世の感(かくせいのかん)があります。
しかし、日々暮らしていると変化は少しずつ進むため、意外にその大きさに気付きにくいものです。
住職の驚きの声によって、私自身も改めてこの街の変貌を実感することができました。

田町駅周辺
仏教では「報恩感謝」ということを大切にします。
私たちの暮らしは、自分一人の力で成り立っているのではなく、多くの人々の働きや力によって支えられています。
目の前に広がる新しい街並みも、そこに携わる数多くの方々の努力によって築かれたものです。
そして私たちの日々の生活もまた、多くのご縁と支えの上に成り立っています。
変貌を続ける広域品川圏の風景を眺めながら、当たり前と思いがちな日々の暮らしや人とのご縁に感謝し、その恩に報いる生き方を心掛けていきたいものです。
次回をお楽しみに
合掌
コメント